紅型ホールとは、その名の通り紅型調の壁紙が四方を取り囲む大広間で、
壁紙のモチーフは琉球王朝時代の花嫁行列が、壁の左右に分かれて晴れやかに行進しています。
ホール正面は巨大は鶴と亀が、これも紅型調の色彩でお客様をお出迎え致します。
色鮮やかな赤瓦と、琉球石灰岩の外壁に囲まれた、古式ゆかしい佇まいと、
まるでにぎやかな音さえ聞こえてきそうな、悠久を醸し出す壁紙が、
しばし現代を忘れさせて空間をかたち作っています。
また、通路には首里天楼自慢の偉人達が、皆様をお待ちしております。
通路の両側に連なるその悠然とした姿は、歴史美術館を思わせる、荘厳な驚きを感じていただけることでしょう。